歯周病 - 池袋の歯科 ぬかりや歯科デンタルケアスペース 。独自の歯周プログラムで、効果的な治療

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歯周病 - 池袋の歯科 ぬかりや歯科デンタルケアスペース 。独自の歯周プログラムで、効果的な治療

歯周病

Preventivedentistry

歯周組織とは

歯周組織の構造と歯周病

歯周病

歯周組織とは、歯を支える周囲組織の総称で、軟組織の歯肉及び歯根膜と硬組織のセメント質と歯槽骨の4つの組織を指します。
歯周病は、歯肉が赤く腫れて出血する・化膿して膿(うみ)が溜まって腫れたりしている症状を、目にする・違和感をおぼえる・痛みを感じる、事で自覚します。 そのため、歯周病は単純に歯肉の病気であると思いがちです。

更に日本においては、国民の大部分が患う感染症であるにもかかわらず、単に生活習慣病ととらえられている感もあります。

以前は、直接生命に関わる感染症でないという認識がありましたが、糖尿病や動脈硬化、自己免疫疾患、心臓血管障害、腎臓病や肥満など様々な全身疾患の誘因となる事が明らかになってきました。

口腔内は感染に弱い

口腔内には、出生直後から母親から伝搬した細菌が多く存在します。
成人では700種類以上の常在細菌を口腔内に持ち、人体と共生できる善玉細菌叢が構築され、それによって歯周病の細菌が付着し、増殖するのを極力防いでいます。

これは、お口は消化器官の一部として外界と接しています。更にお口の中の歯は、体外に歯のエナメル質、象牙質が存在し、体表の歯肉上皮部分をセメント質や歯根の上部が存在し、完全に体内にある顎の骨内部まで歯根の下部が入り込んだ形になっています。他の体の部分には全く認められない構造です。

口腔内細菌が身体に侵入しないために

口腔ケア不良から、外来からの口腔内に侵入する細菌や真菌などの増加により、正常細菌のバランスが崩れ始めると、生体の防御機構が過剰に働くようになり、細菌を排除しようとします。
同時に、歯を維持する歯周組織の骨を溶かす事で、炎症が全身に波及するのを防ぎます。

歯周病

歯周病の発症には、悪玉細菌の存在は必須です。その進行には人間の免疫機能が重要な役割を果たしております。

永久歯を1度失ってしまうと生え変わりが無い人間にとって、歯を支える歯槽骨をとかして歯の維持を損なってしまう事が、生体の防御として有益であるとは考えにくい事です。
しかし、最終的に歯を失ってでも歯周病を終息させる事により、口腔細菌が全身に回る血液中に存在しないようにする(菌血症)を防ぐ目的がある為と考えられています。

歯周病に罹患する事は、単純に歯肉の病気ではなく、歯周組織の破壊を伴った全身の健康に影響を及ぼす重篤な疾患ととらえて治療を継続していく必要があります。

歯周病の症状

こんな症状はありませんか?
以下の症状にあてはまる方は、歯周病の可能性があります。
お早めにご相談ください。

  • 朝起きた時に、口の中がネバネバする
  • 歯を磨いた時に血が出る
  • 口臭が気になる
  • 歯と歯の間に食べ物が詰まりやすい
  • 硬いものを噛むと痛む
  • 以前に比べて歯が長くなったような気がする
  • 歯がグラグラする
  • 歯が浮いているような気がする
  • 歯茎が赤く腫れたり、膿が出る

歯周病の進行

軽度歯周病

軽度

歯茎に炎症が起き、歯との間「歯周ポケット」が深くなります。痛みはまだありませんが、ブラッシング時に出血する事があります。

中等度歯周病

中等度

炎症が深まり、歯周病菌が顎の骨にまで達しています。歯周ポケットが深くなり、歯はグラグラしはじめます。

重度歯周病

重度

顎の骨が半分以上溶けています。
歯周ポケットがかなり深くなり、歯はグラグラに。歯茎からは膿が出て口臭も増します。ここまでくると、最終的に歯は抜け落ちてしまいます。

歯周病の検査・治療

※緊急処置を必要とする場合は、優先して症状の治療を行います。

一日で全ての歯石除去を完了します

歯周病

保険治療の推奨される治療の仕方として、初回の検査後に歯肉縁上に付着している初めに取る歯石に関しては、上の歯で一日、下の歯で一日と2日間で完結する事を推奨しております。
但し、縁上の歯石除去に関しては、上下一日で取り除いても禁止事項ではありません。

お風呂掃除をするときに、5面ある浴槽を今日はこの面だけ洗剤をつけて清掃します。次の日は、違う面を清掃しますと言って5日間かけて清掃する人はいないと思います。

当院が一日で全部の歯の処置にこだわるのは、原因菌を考慮した時に、処置した歯をどれだけ清掃消毒したとしても、他の部位を処置しなければ、感染している部位を残してしまい、次に来院されるまでに再び処置したところも感染してしまうリスクがあるからです。

歯周プログラム

緊急処置を必要とする場合は、第一に主訴の治療を行います。
以下黒字は、保険診療内で出来る歯周病治療です。
以下赤字は、保険診療外の除菌治療です。
(安全を第一に厚生労働省、経済産業省の認可を得ている薬剤、器機を使用)

初診日の検査

により、現状を把握し、歯周病初期治療を行う。

歯周病初期治療

歯周病初期治療後2週間以降に判定を行い、異常なし・中等度以下・中等度以上の判定をして判定結果に準じた計画的な歯周病治療を行っていく。

判定

  • A.現時点では異常なし
  • B.中等度以下の歯周病
  • C.中等度以上の歯周病

以下、判定詳細を記載します

A.判定結果:現時点では異常なし

  • 検査:
    歯周ポケット検査又は歯周精密検査を行う。
  • 結果:
    ポケットの深さを測定して全歯が4ミリ未満に減少していれば異常無し。
  • 完治と考え治療の終了。(3か月後~6か月後のメインテナンス)
  • 現状を維持する為に、月に1度のメインテナンス。
  • 精密唾液検査(BML社の臨床検査:虫歯菌、歯周病菌のリスク判定)を行う。
  • プロバイオティクス治療(口腔内環境、細菌叢の改善から全身的な健康ケア)を行う。
  • POIC除菌水治療(次亜塩素酸水によるホームケアにおける除菌)

B.判定結果:中等度以下の歯周病

  • 検査:
    歯周ポケット検査又は歯周精密検査を行う。
  • 結果:
    歯周ポケット4ミリ以上の歯が4本未満しか無い。
    歯肉の発赤・腫脹・出血が認められない。
    歯の動揺が生理的動揺の範囲。
  • 歯周ポケット深部の除石(SRP)を5回から6回行う治療をする。
  • 口腔内の環境、全身への健康に対して悪影響を及ぼすと考えられる生活習慣に対して、改善の指導を行う。
  • ①の治療終了後、再び歯周ポケット精密検査を行い、治療経過の判定を行う。
  • エリビウム・ヤグ・レーザー照射・ハンディジェットグリシンパウダーによる除菌治療。
  • ホームケアとしてPOIC除菌水治療
  • 免疫力を高めるプロバイオティクス治療を併用する。
  • 精密唾液検査(BML社の臨床検査:虫歯菌・歯周病菌のリスク判定)を行う。
  • 精密唾液検査の結果、リスクを短期間で下げる必要が有ると診断された場合は、3DS除菌治療を行う。
  • 精密唾液検査の結果、リスクを認めるが、必ずしも短期間で下げる必要が無いと診断された場合は、定期的に④⑤⑥の処置を継続して治療をしていく。

C.判定結果:中等度以上の歯周病

  • 検査:
    歯周ポケット検査又は歯周精密検査を行う。
  • 結果:
    歯周ポケット4ミリ以上の歯が4本以上有る。
    急性又は慢性の歯肉の発赤・腫脹・出血・排出膿を認める。
    パノラマレントゲン写真において、著しい骨吸収像を認める。
    あきらかな歯の動揺を認める。
    喫煙傾向の高い人、喫煙していた期間が長かった人。
  • 歯周ポケット深部の除石(SRP)を5回から6回行う治療をする。
  • 口腔内の環境、全身への健康に対して悪影響を及ぼすと考えられる生活習慣に対して、改善の指導を行う。
  • ①の治療終了後、再び歯周ポケット精密検査を行い、治療経過の判定を行う。
  • 歯周ポケット精密検査の判定に於いても、数値の減少を認められない歯に対してはエリビウム・ヤグ・レーザーを使用して、更にポケット底部の深い部分の治療を行う。(歯周ポケットソウハ術・歯周歯肉切除術・歯肉剥離ソウハ術)
  • ➃の治療後、再び歯周ポケット精密検査を行い、治療経過の判定を行う。
  • 歯周ポケット精密検査、治療経過良好の場合は、メインテナンスに入る。
  • 生活習慣の改善指導や、栄養指導により、自己健康管理能力を高めれば、歯周病の再発も防げて、歯周病の完治も可能である。
  • エリビウム・ヤグ・レーザー照射・ハンディジェットグリシンパウダーによる除菌治療。
  • ホームケアとしてPOIC除菌水治療。
  • 免疫力を高めるプロバイオティクス治療を併用する。
  • 精密唾液検査(BML社の臨床検査:虫歯菌・歯周病菌のリスク判定)を行う。
  • 精密唾液検査の結果、リスクを短期間で下げる必要が有ると診断された場合は、3DS除菌治療を行う。
  • 何らかの理由で、3DSの除菌治療を行う事が出来ない場合は、⑧⑨の除菌処置を出来るだけ毎月定期的にメインテナンスをしていき、時間をかけて改善をしていく。
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